2025年 第三者委員会 報告
本件ハラスメント行為は 2006 年及び 2007 年と相当程度前の出来事であるところ、その厳密な認定は困難ではある。しかし、反町氏が一部認めた内容 女性社員 m ・n 及び関係者の調査より、一対一で食事に誘う、プライベートの写真の送付を求る、休日に行動を共にさせたことや、業務上必要なメモを共有せず、周囲の社員に見えるように叱責をしたことは、セクハラ パワハラに該当し得るものと認定した
反町氏の事件が傷跡を残していると思う。そのときに事実をなかったことにして、
女性二人が異動になって事が終わっており、反町氏への処分がなかった。
反町氏ハラスメント行為後の CX の対応が CX 社員に与えた負の影響は大きいものと考えられる。
・まさに企業風土である。CX の超トップで人事権を 40 年握っている日枝氏の存在があり、そこに対してマイナスの報告をしたくないという思いが、特に幹部になればなるほどある。
・「そんなことわざわざ言うなんて」「昔のこと持ち出すなんて」という人もいた。そのまま反町氏も昇進していったし、会社に言ったと
ころで、そういう解決にしかならないよなと思った。
・反町氏の事件が傷跡を残していると思う。事実をなかったことにして、女性二人が異動になって事が終わっており、反町氏への処分がなかった。相談先の人が皆がセクハラをしているので、相談をしても甘い対応になるのでダメだと思っている。
・反町氏はハラスメント気質があるのに役員にまでなっている。また、被害女性らを懐柔した石原氏も役員になっている。なぜこんな人が偉くなるのかと疑問に思った。
第三者委員会報告を受けて
反町氏:懲戒処分が妥当としたものの、社内調査で処分しないと判断されているため、一事不再理の原則に基づき改めて処分を行えないとした。合わせて嘱託契約を更新しない。これにより出演を見合わせていた『BSフジLIVE プライムニュース』には復帰せず、事実上降板することとなった
石原正人氏: 懲戒休職(2 か月間) 別件石原氏本人のセクハラ行為 懲戒休職(2 週間)
※ 現在、フジT Vとの雇用関係は終了し、委任契約を締結、雇用関係を前提として懲戒処分の規定を直 接適用することはできないため、上記休職期間分の報酬の自主返納を求め た。なお、委任契約は、2025 年 6 月末で終了し、契約の更新 は行わない。
岸本一郎氏: 当時の報酬額を基準として、3 か月分の役員報酬の自主返納を求めた。